こんにちは、採用担当の高畠です。
8月も終わり、そろそろ暑さも緩んでくれないかなと思う今日この頃です。
当社では生産ラインがお休みのお盆を利用して工場のパワーアップを行いました。
塗装ロボットの導入です!!本社工場に2台導入しました!
大手では導入されているものの、中小の塗装工場ではかなり珍しい塗装ロボット。
どんなロボットなのか、どう役立ってくれるのかご紹介します!
どんなロボット?
均一に塗装するのに技術が必要な「溶剤塗装」を担ってくれるのが今回導入した塗装ロボットです。
ロボットへの指示出しは基本的に、吐出量・霧化(粒子の大きさ)・パターン(開く幅)の3つの設定のみ!あとはセンサーが自動で製品の形状を読み取り、流れてくる製品を塗装してくれます。製品ひとつひとつ設定を変える必要がないので、スタッフが付きっ切りになる必要もありません◎
ミクロン単位の膜厚をしっかり確保できるので、品質の安定が期待できます。
ただし面を塗るのが得意なロボットなので、箱型など塗りが甘くなる部分は引き続き人の手で仕上げます。
💡 「溶剤塗装」とは? 溶剤を使って塗料を溶かし、塗布する塗装方法の一つです。溶剤とは、塗料中の樹脂や顔料を溶かして液状にするための揮発性の液体で、主に有機溶剤が使用されます。 一方、粉状の塗料を使用して行う「粉体塗装」は均一に塗装しやすく、未経験で塗装の仕事をする際は粉体塗装から経験を積んでいただくことが多いです。
ロボットの導入、どんないいことがある?
その1:作業にかかる人員の削減
通常の生産ラインでは3人必要なところ2人でOK。
成長真っ只中の当社なので、人員に余力があればやりたいことはたくさんあります!
例えば、品質管理や営業など売上アップにつながる仕事や、職場環境改善のための月1回面談もしていきたいと思っています。ですので「ロボットに仕事が取られる…」というような心配はありません◎
人にしかできない、より高い技術の仕事に力を入れていきます!
その2:品質の安定
均一に塗装するには高い技術が必要と言われる溶剤塗装。作業スタッフはかなり気を遣い、集中して作業をする必要があります。塗装ロボットならミクロン単位の膜厚をしっかり確保!
2回塗装するのが基本なので、1回目はロボットで基本の品質を確保し、2回目は人の手で仕上げることで、作業スタッフの作業負担を軽減しつつ、より高い品質レベルが実現できます。
その3:スタッフの健康面での負担軽減
溶剤にはシンナーなど人体に影響があるものも含まれています。また汚れが取れにくかったり、においが苦手で苦労する人も。ロボットが作業の一部を担ってくれることで、スタッフの健康への影響を最小限にすることができます!
現場スタッフからも、作業が楽になったと大変好評です♪
まだ導入して間もないので試行錯誤しながらですが、ロボットと「人の手」の最高のバランスを追求し、製品の品質向上と働く環境の改善に役立てていきます!
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